「畳にダニがいるなら掃除しなければならない。」→「掃除といえば重曹!」
このような思考の流れになっているかもしれませんが畳のダニ退治に重曹は絶対に使わないでください。
確かに重曹は汚れを落ちやすくし湿気を取り除く効果がありますのでダニが寄り付かなくなる効果があるんですが、畳に重曹を使うと畳が変色してしまうんです。
しかし畳にダニがいるということはかゆくなるという被害だけではなく、畳にダニの餌となるカビや汚れがたくさんあるということになりますのですぐに対策する必要があります。
今回はダニを徹底的に退治してかゆみ被害をなくすために、以下の点を徹底解説します。
この記事で学べること
- 畳にダニが発生しやすい条件
- 畳のダニを退治しアレル物質を除去し寄せ付けないように予防する方法
- 素人でも特別な道具なしでできる畳の上げ方
- 重曹の代わりになる安全な畳のダニ退治方法とは
この記事を読めば畳をダメにすることなく畳のダニ退治ができ、かつ畳にダニが寄り付かなくなる方法がわかります。
目次
畳にダニが発生しやすいのには理由があった!ダニがよってくる条件とは?
家の中でも畳は寝室に次いでダニが発生しやすいといわれていますが、それには次のような理由があるからです。
- ダニの餌が豊富にある
- 温度と湿度がダニにとって理想的
- 畳の下はダニが繁殖しやすい
- 畳にいるダニがさらにダニを呼ぶ
ダニが発生する理由を知っていればより効率的にダニ退治する方法も見えてきますので、ここで詳しく解説していきますね。
畳にはダニのエサが豊富にある
ほこりにはダニの餌となるフケ、アカ、カビがたくさん含まれていますので、私たちにはほこりがあるところにはダニがいるという認識が必要です。
実際のところスプーン1杯のほこり(約0.30g)には平均して500匹以上のダニがいるといわれています。
畳はフローリングのように表面が平らではないので目立ちませんが、実は畳の繊維が重なり合った隙間にほこりやダニが喜ぶゴミがいっぱい溜まっています。
それで一見綺麗に見える畳でも、上手に掃除しないと実はほこりだらけということも少なくありません。
畳の温度と湿度の条件がダニにとって理想的
畳の部屋は暖まりやすく湿度の変化も少ないという人間にとって快適な空間ですが、その温度と湿度はダニにとっても快適といえます。
ダニは湿度60%を超えると繁殖力が高まりますので、常に60%前後をキープしている畳にいるダニは、「常に産卵の準備ができている状態」となっています。
特に畳は部屋の湿気を吸収する働きがありますので、部屋は湿気があまりなくても畳の内部は湿気がこもっていることも多いので注意が必要です。
畳の下にダニが繁殖しやすい
一般の人で畳を取り外す人もあまり多くないかもしれませんが、実は畳の表面よりも畳の下にダニは多く潜んでいます。
畳の下はダニの餌となるほこりやカビが豊富で、湿気も溜まりやすいからです。
神奈川県衛生研究所も畳の内部に大量のダニがいることを警告しています。
一見綺麗に見える畳でも下にダニが大量繁殖していれば、あなたが座った時に被害にあってしまいます。
私が自分がハウスダストアレルギーを確信したのは一見「綺麗な」畳の上でした。その時友人の家に泊まらせてもらっていたんですがダニに刺された上にくしゃみと鼻水が止まらなかったんです。友人は私のために掃除をしてくれていましたので埃ひとつありませんでしたが、畳の下にダニが大量にいたようです。。
畳にいるダニがさらにダニを呼ぶ
家にいるダニは刺すタイプのツメダニとアレルゲンとなるヒョウヒダニの2種類がほとんどですが、畳にはさらにもう1種類コナダニというダニもいますがこれがさらにダニを増やす要因となっています。
コナダニはツメダニの餌でもありますので、コナダニが大量発生すると刺すタイプのツメダニを引き寄せてしまうからです。
コナダニは小麦粉などの食品に紛れ込むタイプのダニですが和室を好む傾向があり、畳や畳のある部屋の壁紙に大量繁殖することがあります。
コナダニはヒョウヒダニと同様人間に直接害はありませんが、ツメダニを呼び寄せるだけでなくフンや死骸がアレルギーを引き起こすことがありますので退治しておく必要があります。
畳のダニ退治で重曹は使わない!
すでに解説した通り畳のダニ退治に重曹は使えませんので、重曹なしでまず生きているダニをできるだけ退治しなければなりません。
畳のダニの退治法として拭き掃除や畳の天日干しなども思いつくかもしれませんが、これらはダニを寄せ付けない予防としては効果的ですがダニを退治できません。
布団乾燥機、アイロン、ドライヤーを使って駆除することをすすめる人もいますが、これらの方法は一部分の畳だけしか効果がありませんのであまりおすすめできません。
ここでは確実に畳を駆除できる3つのダニ駆除グッズを紹介します。
最もおすすめの畳のダニ退治グッズは「ROCKUBOT(ロックボット)」
ダニ駆除グッズの中で最もおすすめしたいのはAI搭載でボタンひとつで勝手に畳にいるダニはもちろんダニの餌となるカビや有害な菌まで退治できる除菌ロボROCKUBOT(ロックボット)です。
重曹に興味のあるあなたはできるだけ天然成分だけを使いたいと思っていることと思いますが、このロックボットを最もおすすめする理由は殺虫成分をいっさい使わない安全な方法でダニ退治できる上に、畳の表面だけでなく下までダニ退治ができるからです。
この情報、実は公式サイトには載っていなかったのでROCKUBOT JAPANに直接問い合わせしました。
いつもお世話になっております。おひとつ伺いたいのですがロックボットの紫外線や超音波はマットの深部まで届くということですが、畳の上でロックボットを使ったら畳の下にいるダニやカビなどにも効果はありますか?
いつもお世話になっております。
いつもご協力ありがとうございます。紫外線は表面的なダニやウイルス、細菌、カビに効果があります。超音波はダニなどに不快な波長をだし駆除する効果があります。超音波は表面的なダニやウイルスだけでなく奥深くまで効果がございます。ただ、超音波はカビには効果がないです。そのため畳の下のダニやウイルスには効果的ですが、畳の深くのカビには効果がないです。
残念ながら畳の下のカビ(もちろん畳の表面のカビには紫外線が届きますので効果はあります)には効果はないようですが、畳の下のダニとウイルスには効果があることがはっきりと確認できました!
しかもこのロックボットはダニや菌、またあの世界が震撼している新型ウイルスまで駆除できることが信頼できる第三者機関によって証明されていますので安心して利用できます。
→ ロックボットの色々な機能や口コミ、また最もお得に買える場所について
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畳の下から退治できるダニスプレー「ダニアース」
もっと気軽な値段でダニ退治をしたいなら、「ダニアース」がおすすめです。
ダニアースは畳の表面にいるダニに直接噴射して駆除するだけでなく、特殊注入針を使って畳の内部に潜むダニまで退治できるという画期的なアイテムです。
畳を上げてまでダニ対策をしたくないという人に特におすすめですが、殺虫成分を使っていますので使用後はしっかりと換気しておくことをおすすめします。
天然成分だけを使ったスプレーを使いたいという人は、ダニ退治はできないもののダニを追い出して寄せ付けない効果のある下記の記事で紹介しているスプレーをおすすめします。
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畳にダニが大量発生しているなら「アースレッド和室用」
もし畳全体にダニが大量発生しているなら、くん煙剤「アースレッド和室用」を使って和室全体のダニを退治しましょう。
このアースレッド和室用は、名前の通り畳の細かい隙間にまで薬剤が行き渡る仕組みになっている和室のためのくん煙剤で、和室専用のくん煙材はこの商品しかありません。
また煙が直接当たらなければ火災報知器にも反応しないので、火災報知器を覆う作業をカットできるのもかなりのメリットです。
ただ殺虫成分を使っていますのでやはり使用後換気を十分にしておいてください。
またくん煙剤では畳の下のダニは退治できませんので、まず畳の下からダニ対策をする必要があります。
「ダニアース」で畳内部のダニを退治した後に「アースレッド和室用」で畳表面と部屋全体のダニを効率よく退治するという合わせ技もおすすめですよ
畳のダニ退治をした後の予防法!重曹の代わりになるものは?
畳には大量のダニの死骸やフンがあり、また適度な湿度がある畳の部屋にはほこり、髪の毛、フケ、食べかすなどダニの餌となるものがあるとダニがすぐに集まり増殖しますので、今畳にいるダニを退治してもそれで終わりではありません。
そもそも重曹はダニを退治する効果はありませんが、天然素材でダニの餌ともなる汚れを取り除き湿気を除去してダニが寄り付かなくする効果があります。この重曹の代わりとなる天然素材がクエン酸です。
ここでは畳の部屋のアレルゲンを除去しダニが寄り付きにくい環境にするために、定期的に行ってほしい次の3つの点について詳しく解説します。
毎日掃除機をかける
月に2回クエン酸を使って拭き掃除する
年に2回畳の天日干しをする
毎日掃除機をかける
掃除機は生きているダニを吸い取ることはできませんが、ダニの死骸やフンなどのアレルゲンを除去するために非常に大切な作業です。
畳を痛めないで、アレルゲンをしっかり除去するため次の点を意識して掃除機をかけてください。
掃除機をかけるとき
- ダニを駆除した後必ず掃除機をかける
- 1畳につき30秒を目安にゆっくりとかける
- 畳の目の間にダニの死骸やフンがあるので目に沿って掃除機をかける
月に2回拭き掃除をする
掃除機で吸い取ることが出来ない畳のカビや皮脂汚れなどはクエン酸を使った拭き掃除で取り除きましょう。
拭き掃除は方法を間違えると畳を痛めたり逆にダニを誘き寄せてしまったりすることになりますので、次のステップで行ってください。
拭き掃除をするステップ
- バケツ半分にぬるま湯と小さじ1のクエン酸を入れる
- 固く絞った雑巾を使って畳の目に沿って拭き掃除する
- 力を入れないで優しくこするようにふく
- 掃除をした後は換気する(クーラーや乾燥機をかけるとなお良い)
掃除用のクエン酸は100均で買えますが、もし食用もしたいなら次のクエン酸は安心です。
ぬるま湯やクエン酸を用意するのが面倒な人や畳の除菌もしたいという人は、市販の除菌シートで畳を拭きましょう。
年に2回畳の天日干しをする
すでに解説した通り、畳の表面よりも内部のほうがダニは多いので畳の内部のダニ対策は非常に重要です。
畳を上げるのは素人では難しいと思っている人も多いですが特別な道具は必要なくコツさえ分かれば素人でもできます。
次の動画どこを持ち上げるかに注意して見てください。
とても簡単そうですよね。
ただし畳全部を天日干しする場所まであげるのは大変ですので、2人体制ですることをおすすめします。
畳の上げ方干し方
- マスクをする
- 中央の畳から「手カギ」(なければマイナスドライバーでも良い)で畳の縁を差し込む
- 差し込むと縁の部分が凹んでしまうが気にしないで奥まで差し込む
- 差し込んだドライバーを倒すようにして畳を持ち上げる
- 畳を軽く叩いてほこりを落とし、天日干しする場所に運ぶ
- 畳表が下を向くように立てかけて4〜5時間干す
- 中央の畳を取り上げると後は簡単ですので、位置を間違えないように印をつける
- 全ての畳を干したらその間畳の下のほこりを掃除機で取り除く
- できればこの機会に防ダニシートを敷く
畳の天日干しをするのはダニが増殖する梅雨時期の前の春と、大量に増えたダニが寿命を終えて死骸になった秋の年2回天気がいい日を狙って干すのが理想的です。
ちなみに畳職人さんが使う手カギはこれです。マイナスドライバーでも代用できますが、定期的に畳を干したいという人は、この機会に一つ買っておいてもいいかもしれません。
防ダニシートを畳の下に敷いておけば効果が切れるまで今後畳の下のダニ対策はしなくてもいいので、畳を上げたついでに設置しておくことをおすすめします。
次の商品はアトピーや過敏症の人にも安心な無機系吸着剤のみ使用していて、「防ダニ」「除湿」「脱臭」「抗カビ」「消臭」効果がなんと30年続きます。
畳のダニ対策で注意しておきたいこと
畳は呼吸しますし湿気がこもるとダニが増えてしまいますので、畳の部屋は定期的に換気するようにしてください。
畳の部屋に布団やぬいぐるみなどがある場合は、畳とは別にダニ対策する必要があります。
ダニが移って増えてしまうことがないように、畳の部屋にあるものは畳のダニ対策をしている時に一緒に対策をしておきましょう。
畳の上にカーペットは敷かないほうがいい?
畳の上にカーペットを敷くと畳の呼吸の妨げになるだけなくただでさえダニが住みやすいカーペットの下に畳があると、畳とカーペットの間にダニが大量に繁殖してしまいます。
しかしカーペットを敷けば畳を汚れから守りますので畳が長持ちするというメリットもあります。
もし畳の上にカーペットを敷くなら深部のダニを退治できるロックボットを買うか、防ダニ加工のカーペットを買ってください。
→ カーペットのダニ対策やおすすめの防ダニ加工のカーペットについて
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【まとめ】畳のダニ退治は重曹ではなくクエン酸
今回は畳のダニ退治について解説しましたが、いかがだったでしょうか。
この記事のまとめ
畳はダニが増えやすい条件が揃っているのでダニ退治が必要
まず殺虫剤や超音波を使って畳の下を含め畳全体のダニを退治する
ダニの退治をした後はダニアレル物質を除去し、定期的に畳の部屋を掃除してダニが寄り付かないようにする
畳には重曹ではなくクエン酸を使う(ただどちらもダニ退治ではなくダニを寄せ付けない予防のため)
畳を上げるのはコツさえ掴めば簡単ですが、難しいようでしたらダニアースで畳内部のダニ駆除をするか、業者を呼んで畳の下の掃除をしてもらったり防ダニシートを敷いてもらったりしてください。
畳は上手に使えばとても長持ちします。表面上は綺麗でも内部にダニが大量に潜んでいるということにならないようにこの記事に書かれていることをぜひ行ってみてくださいね。