ホコリ掃除といえば床や家具家電、またはその隙間と思うかもしれませんが、実は壁にはホコリがいっぱいついているって知ってましたか?
壁に静電気がついているとホコリを引き寄せますし、ホコリがついていると別のホコリやホコリよりさらに小さな乾燥して粉々になったダニの死骸やフンなどハウスダストがつきやすくなります。
なので壁のホコリ掃除は床掃除のように毎日する必要はないものの、定期的にする必要があります。
年末の大掃除の時には忘れずにしておきたい場所のひとつです。
今回は壁のホコリ掃除の基本や、ホコリがつきにくくする裏ワザまたダニのエサとなる手あかやカビの取り方について解説します。
目次
壁についたホコリの取り方・頻度
壁についたホコリは月に1度、掃除は上から下が基本ですので、天井→壁→床の順番で掃除するようにしてください。
壁には目に見えないホコリ(ハウスダスト)もついていますので、一見綺麗に見える壁でも定期的な掃除が必要です。
基本的には「乾拭きでほこりを取る」だけで十分ですが、ここでは「壁のホコリがつきにくくする方法」やダニのエサとなる「壁の手あかやカビの取り方」もあわせて解説します。
【基本】壁についたホコリの取り方

壁についたホコリはまず乾拭きで取るのが基本です。
いきなり水拭きでとろうとするとホコリが壁についた汚れと混ざってしまい、逆に取りにくくなってしまうからです。
雑巾を使って素手で拭こうとするとかなり時間がかかってしまい高い場所など届かない部分もありますので、クイックルワイパーのようなホコリをしっかりとるタイプのワイパーを使ってとるようにしてください。
壁の手あか、ヤニ、カビの取り方

やはり乾拭きでホコリを取り除いた後壁の手あかやヤニ汚れなど軽度な汚れは重曹が、またこれらの汚れにカビも加わっている場合は漂白剤をつけると綺麗に落とすことができます。
重曹と漂白剤は共にアルカリ性ですので一緒に使うこともできますが、塩素系漂白剤に重曹を混ぜるとアルカリ性が緩やかになって漂白作用が落ちてしまいますのでどちらかの利用をおすすめします。
重曹水は水100mlに対して小さじ1杯の重曹を、漂白剤は塩素系の漂白剤であれば何でもOKです。

漂白剤にはキッチン用や浴室用などいろいろありますが、掃除屋になった時先輩から「漂白剤なんて何でも同じだ」と言われたのを今でも覚えています。実際には塩素系漂白剤がカビを落とすのに最も効果がありますが、どれもある程度効果がありますのでそれほど神経質になる必要はありません。あとは壁の掃除がしやすいスプレータイプか、費用を節約するために100均でも売っているようなボトルタイプのものを水で薄めて使用するかを選ぶことができます。
壁にホコリをつけにくくする方法

乾拭きでホコリを取り除いたら、柔軟剤を含ませた水を使って壁を吹き上げると壁の汚れが取れるだけでなくホコリがつきにくくなります。
すでに解説した通り壁の静電気はホコリを引き寄せてしまいますが、柔軟剤は静電気を抑える効果があるからです。
柔軟剤がホコリを取りやすくするわけではありませんので、乾拭きをしてホコリを取り除いた後柔軟剤を使った水拭きをするようにしてください。
水200mlに対して5mlの柔軟剤を混ぜたバケツに雑巾を入れて硬く絞るか、スプレーボトルに入れて壁に直接振りかけてください。
空気清浄機をつける
空気清浄機をつけておくと空中に舞い上がったホコリやハウスダストを吸い取りますので、壁にもホコリがつきにくくなります。
特にシャープのプラズマクラスターは壁などについた静電気を除去する効果がありますので、舞い上がった埃が壁にくっつくことなく空気清浄機が除去してくれます。
壁のホコリを取った後はよく換気をしよう

壁のホコリ掃除をした後は上記のように2箇所出入り口を作って換気をするようにしてください。
換気をすることで空中に舞い上がったホコリを外に追い出し、部屋の湿度を下げてダニが繁殖を抑えることができます。
特に柔軟剤や漂白剤を使った掃除をする場合部屋に匂いがこもり体にもあまり良くないので、しっかりと換気するようにしてください。
【まとめ】壁についたホコリの取り方は簡単なので定期的にしよう
今回は壁のホコリ掃除について解説しました。
この記事のポイント
壁についたホコリは月に1度フローリングワイパーなどを使って乾拭きで掃除する
掃除する順番は上から下(天井→壁→床)
乾拭きをした後柔軟剤を含ませた水拭きをするとホコリがつきにくくなる
手あかやヤニ汚れがある場合は重曹を、汚れがひどかったりカビがついていたりしたら漂白剤を使う
壁の掃除をした後はよく換気をしてできれば空気清浄機をつける
柔軟剤や漂白剤を使った場合使用後はよく換気をするのはもちろんですが、過敏な人がいる場合は使用を控えてください。
初めて壁のホコリを取る掃除をすると、びっくりするほどホコリが取れるかと思います。
このホコリがハウスダストアレルギーの原因になりますので、アレルギーを持っている方は特に定期的に掃除するようにしてくださいね。
今回は壁のホコリ対策について解説しましたが、ホコリ対策は家全体で行うことによってそれぞれの場所のホコリ対策効果が向上します。家全体のホコリ対策については下記の記事をお読みください。